宮田俊哉

みやっち、ここで王子様路線目指したら男性ファン離れが止まらないよ



 これまで発売したシングルすべてがオリコン週間ランキング1位を獲得していたにのもかかわらず、デビュー5周年を記念したシングル「Sha la la☆Summer Time」(8月24日発売)がデイリーランキング2位発進となってしまったKis-My-Ft2。その後、危機感を持ったファンたちが呼びかけ、週間ラ ンキングで1位奪回を目指すことに。その輪は、先輩後輩の縁からSMAPファンやSexy Zoneファンにも広がり、さらにメンバーと共演している他事務所のアイドルファンにまで飛び火。「追いシャララ」「シャララ狩り」と名づけられ、ある種 のお祭り状態へと発展したのだ。



 その中で、注目を集めたのが宮田俊哉の存在だ。かねてからアニメ好きを公言していた宮田。彼が愛してやまないアニメ『ラブライブ!』(TOKYO MX他)のファンたち(ラブライバー)が「宮田の危機はラブライバーの危機」と、SNSなどを通じてCD購入の波が巻き起こったのだ。

 この動きを受けて、宮田を「アニメファンとアイドルファンの懸け橋になった」と高く評価する人が続出。また「宮田さんが単純にラブライバーだから応援されてるとかだったら世間のライバー芸能人爆売れ続出してるはずだから、それだけじゃないものがあるんじゃないか」など、宮田の人間性を買っているコメントも多く見受けられたのだ。

 さらに、CDを買うだけではなく、実際にコンサートに足を運ぶファンも増えているよう。メンバーも、その存在に気づいているようで、8月31日深夜放送のラジオ番組『キスマイRadio』(文化放送)では、北山宏光と藤ヶ谷太輔が宮田ファンに関するトークを繰り広げた。

 この夏のドームツアー『Kis-My-Ft2 CONCERT TOUR 2016 I SCREAM』を振り返る中、北山が「男性ファンが来てくれるようになったのはもちろんあるんだけど、宮田をリスペクトしている男性ファンっていない?」と問いかけると、「うん、もうなんか持っているペンライトが違うもんね。サイリウムっていうの?」と同意する藤ヶ谷。加えて、宮田がオタクキャラを浸透させるべく着た、ピンク地に「宮」の文字が入ったTシャツ、通称「宮T」を着てくるファンも増えているのだという。

「あれさ、どっちかっていうとギャグで作ってんじゃん。でも、男のコのファンが着てるとギャグなのかガチなのかわからないから、1回聞いてみたい」(北山)、「宮田を崇拝する会みたいなのをラジオでやりたい」(藤ヶ谷)と、ふたりとも宮田ファンに興味津々。だが、一方で宮田が「王子様キャラでいきたい」と言い出していると藤ヶ谷が暴露。とはいえ、愛着のあるオタクキャラも捨てられず、どっち付かずでもがいているのだそうだ。これには北山も「欲張りだなー」と呆れ声。

 さらに、番組には宮田が筋トレをしてツアー中に「脱ぐ」と宣言しておきながら、その姿を見られなかったというファンからのクレームが届く。「そういうの良くないよね。期待させておいてやらない男」「言うんだったらやる! 楽しみにしている方もたくさんいらっしゃるんだから」と藤ヶ谷もダメだし。「(宮田は)ビッグマウスになっちゃってる? 自分を鼓舞するならいいけどさ」と北山も追随していた。

 アニメをキッカケに好きになってくれた男性ファン、ジャニーズらしい肉体美を期待してくれた女性ファン、どちらもがっかりさせることのないようにと、グループをリードする2人からの公開ダメ出しとなってしまった。「愛され宮田」は、この先どのような進化を遂げるのだろうか。実に楽しみだ。