二階堂高嗣

ポジティブキャラには手越という壁がいるし、ニカちゃんも悩むところ


 SNSを禁じられているジャニーズアイドルにとって、ラジオはファンとのダイレクトなメッセージ交換を実現できる唯一の場所。なかでも、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣は、積極的にリスナーの声を取り入れようと、二階堂プレゼンツ企画として新コーナーを次々と立ち上げている。


 10月12日深夜放送のラジオ番組『キスマイRadio』(文化放送)では、「番組について聞きたいこと」をテーマにお便りを募集したところ、「(二階堂の)夜中のテンション、どうしてそんなに高いんですか? 眠くても目が覚め、そのままラジオを聞いてしまいます」というメールが届いた。

 自分が企画したコーナーに反応があったことを喜ぶ二階堂に対して、この日共にMCを務めていた北山宏光は「これは、(翻訳すると)クレームです」とバッサリ。「え、クレーム!?」と驚く二階堂に、北山は「眠たいのに、お前の声を聞いてファってなっちゃうんだよ? 人の睡眠妨げているんだからね! オレ、覚えてんのよ、昔、関ジャニ∞の横山(裕)くんに“あかんな。お前それ、クレーム来るで。耳不快やで。うるさいで、自分”って言われてたの」と、以前から二階堂が先輩に注意を受けていたことを暴露した。

 二階堂は「たしかに言われたの、覚えてる」としょんぼりするも、次の瞬間に「でも、でも! 声だけでニカちゃんってわかるのすごくない?」とポジティブ変換。さらに「じゃ、今度テンション低くしゃべって、誰が話してるか募集してみる?」と、またもや新コーナーの立ち上げをプレゼンするが、北山に「ファンの子だったらいいけど、(たまたまラジオを聞いている)タクシーの運転手さんとかわからないよ」と、もっともなツッコミを受けて却下された。  

  自分の意見が通らずにおもしろくない二階堂は、苦しまぎれに「このリスナー、ダメだな~」と、まさかのリスナーに責任転嫁。呆れた北山が、そもそもなんでそんなにテンションが高いのかという点に注目すると、「なんか、まだキャラを探してるよね」と二階堂の本音が飛び出した。

 「まだ!?」と驚く北山に、二階堂は「キスマイデビューして6年目。まだ模索中でございます」と開き直って宣言。テンションが高いのはデビューからブレてはいないが、その次の段階が見つからないというのだ。デビュー当時、目立たないと言われてきた“Kis-My-Ft2の後ろの4人”こと舞祭組メンバーだが、気づけば横尾渉は歌下手キャラ、千賀健永は美容に詳しいオネエキャラ、宮田俊哉はオタクキャラが根づいてきた。しかし、二階堂は「オレ、(SMAPの)中居(正広)さんにも言われたの、“お前、なんもねぇ”って」と語り、危機感を露わにした。

 そこからタンクトップキャラ、二枚目イケボキャラなど、2人で作戦会議をしてもまとまらず、最終的に二階堂は「オレのキャラどうしたらいいか、募集していいかな」とまたもやリスナーに頼ることに。彼が芸能界で生きる道を、ぜひあなたが見つけてあげてみては?