宮田俊哉

「オタクに悪いヤツはいないでござる!!!!!」



 アニメやマンガを愛し、声優のコンサートなどに足しげく通うなど、オタクとしてのイメージが一般層にまで浸透しているKis-My-Ft2の宮田俊哉。なかでも、アニメ『ラブライブ!』(TOKYO MXほか)にかける愛情の深さは計り知れず、同アニメファン、通称“ラブライバー”の中でも一目置かれる存在だ。

  
  今夏には、Kis-My-Ft2のシングル「Sha la la☆Summer Time」をオリコン週間ランキング1位にすべく、ファンたちが追加購入を呼びかけた購買運動に、ラブライバーが参戦したことも記憶に新しい。「宮田の危機は、オレたちの危機!」という合言葉のもと、力を合わせたラブライバーに、キスマイファンから感激の言葉がネット上に溢れていた。ジャニーズとアニメファンが新たなきずなを育んだ、歴史的瞬間である。

 10月26日深夜放送のラジオ番組『キスマイRadio』(文化放送)では、そんな宮田とラブライバーたちの現在の関係が語られた。

 今回の放送では、なんでもいいから世界一になってみたいという宮田のもとに、リスナーからさまざまな提案が寄せられる。そこに、「宮っちはオタク界の世界一だと思います。たくさんのラブライバーさんが、宮っちのことを尊敬してくれています」というメールが届いた。すると宮田もオタク界隈からの愛情を感じ取っているようで、「オタクの人たちってやさしいんだよね。今年1年ですごく感じたわ。“宮田を見ても絶対につぶやくな”みたいな(話を聞いた)」とのこと。

 これは、6月25日深夜放送の『久保みねヒャダこじらせナイト』(フジテレビ系)で、宮田が明かしたエピソードから発展したもの。アイドルでありながら『ラブライブ!』のイベントに積極的に参加している宮田は、これまでにも写真付きの目撃情報がたびたびネットで拡散されてきた。それゆえ番組では、事務所のマネジャーからオタク活動を自粛するように命じられたと話したのだが、それを知ったラブライバーたちが「協力して宮田さんの写真撮ってもネットにあげないっていう暗黙の了解作ろうぜ」「宮田くんが事務所に怒られずにオタ活できるようにしようぜ!」「みんなで宮田のオタ活を守ろう」とネット上で呼びかけたのだ。

  その話を聞いたようで、「彼らに助けられているわ、オレ」と感無量の宮田。この日、共にパーソナリティーを務めていた玉森裕太も「すごいね。もともとみんな知らない人たちでしょ? そういうの(団結力)が芽生えるんだ」と感心していた。

 「同じ趣味の人って、“アイツ、いいヤツだな”ってなったりする」と熱く語る宮田。なんでも以前、居酒屋で知り合った年配の男性が釣り好きだったようで、「嵐の大野(智)くんいいよね。あそこまで釣りにかけてる男って、カッコいい」と絶賛していた例を挙げ、これには玉森も「(共通の趣味は)距離を縮めるんだね」と納得していた。

 ラブライバーの粋な計らいによって、オタク活動を続行できそうな宮田。アイドルとアニメファンの不思議な信頼関係はどうなっていくのか、今後も注目したい。