二階堂高嗣

もう十分キャラ立ってない?


 ラジオ番組『キスマイRadio』(文化放送)でおなじみの話題となっているのが、MCの組み合わせが何カ月ぶりかということ。11月23日深夜放送の回は、Kis-My-Ft2の宮田俊哉と二階堂高嗣が1年1カ月ぶりにタッグを組んだ。

  この組み合わせは、宮田が前回登場した際「最近、二階堂と組んでない」と発言したことを受けて、すぐに実現したもの。「どれだけオレらのスケジュールが空いているかだね」(二階堂)、「だよね(笑)」(宮田)と、自虐的なコメントで笑い合うふたり。どうやら、キスマイメンバーの中では、『キスマイRadio』にすぐ出る=仕事量に余裕がある証拠となっているようだ。

 二階堂が最近組んでないと思うのは玉森裕太なのだが、「玉森さん、忙しいから(なかなか回ってこないはず)」と、すぐに呼ばれた自分と比較して、さらに笑いを誘う。逆に、よく組んでいると思うのは横尾渉だと話す二階堂。「たぶん、マジでヒマなんだと思う」と話すと、宮田は「いや、横尾さんめっちゃバラエティ出てるからね。2016年のキスマイの顔」と反論してみせた。

 確かに横尾の活躍はめざましく、11月21日放送のバラエティ番組『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)の3時間スペシャルで海外ロケへ。得意の料理力を生かして、秘境で哀川翔と対決して番組を盛り上げた。10月31日にオンエアされた『ハロウィン音楽祭2016』(同)では旬のピコ太郎のコスプレを披露しつつ、衣装は本人から借りたというエピソードも持つ。いずれも、バラエティアイドルとして花開いているといった印象だ。

 二階堂と宮田は、横尾が今ウケている理由を、料理ができて動物好きという好感度の高さと、アイドルなのに歌って踊れないというギャップだと分析。一方、未だにキャラが定まっていないという二階堂。番組には、そんな二階堂を想って、多くのリスナーからアドバイスが届いた。

  なかでも、宮田も「いいと思う」とオススメしたのは「なれなれしいキャラ」。先輩後輩関係なく、タメ語で話しかけたり、ちゃん付けで呼んだりと、親しみやすさを前面に出していく作戦だ。実は、すでにタレントのヒロミを「パパ」と呼んでいる二階堂。テレビで見たヒロミの髪色の変化をメールでツッコむなど、意識せずとも自然に「なれなれしいキャラ」に近づいている。宮田もヒロミと二階堂を「そんな関係?」と驚くほど、いつの間にか親しくなっていたのだ。

 だが、「中居(正広)さんに、中居ちゃんなんて言えない」と、ジャニーズの上下関係はかなり重んじているよう。「ローラさんみたいな。(中居ちゃんって言ってみて)殴られたら、やめよう」」と宮田が焚き付けるも、ちょうどローラがゲスト出演をした11月7日放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)を見ていたという二階堂は、その自由気ままな言動を、自分には無理だと思っていたと話した。

 二階堂は口ではできないといいつつ、“奔放なのになぜか許される愛されキャラ”へのあこがれはあるようで、「ちょっと試してみる」とポツリ。はたして、二階堂の自由キャラは定着するのだろうか。温かく見守っていきたい。