Kis-My-Ft2

キスマイは常にJUMPと比べられる運命……


 3月1日、ニューシングル「INTER」をリリースしたKis-My-Ft2。今作は、グループ初のトリプルA面シングルとなっており、キスマイらしい“ギラギラ”なダンスナンバー「Tonight」、メンバー出演のCMソングに使用されている「君のいる世界」、JR九州「新しい7つの長崎へ KISS MY NAGASAKI」キャンペーンCMソング「SEVEN WISHES」の3曲が収録されている。3形態での発売となり、初回生産限定盤A・初回生産限定盤Bにはミュージックビデオとメイキング映像が収録されたDVD、通常盤には「SEVEN WISHES」のCMメイキング映像が見られるシリアルナンバーなどが封入されている。

 初動の売り上げがわかる店頭入荷日の2月28日付オリコンデイリーランキングでは、11.5万枚を売り上げて1位を獲得。2位以下に10万枚近く差をつけているため、週間ランキングでも1位を獲得する可能性が高そうだ。しかしキスマイファンからは、この結果に焦りの声が続出している。


 というのも、キスマイだけの売り上げを見てみると、2016年8月にリリースされた前作「Sha la la☆Summer Time」(3形態)は、初日に14.7万枚を売り上げており、「INTER」は約3万枚売り上げを落とす結果となっているのだ。近年発売されたシングルと比べても、「Gravity」(16年3月、4形態)が14.1万枚、「最後もやっぱり君」(15年11月、3形態)が12.7万枚、「AAO」(15年10月、3形態)が11.8万枚を記録していたため、「INTER」の売り上げの低さが目立つ状態だ。


 前作の「Sha la la~」は1週間で約26.6万枚という結果を残しており、最近発売されたシングルの中では最も売り上げを伸ばした。これは、同日にシングルを発売したご当地アイドルグループBOYS AND MENの「YAMATO☆Dancing」と激しい1位争いをくり広げ、キスマイ以外のジャニーズファンをも巻き込んだ、通称“追いシャララ”と呼ばれる追加購入が行われたことが大きい。「Sha la la~」は複数枚購入していたファンが多かったが、「INTER」はランキングを争う競合がいないため、この枚数が「キスマイファンの純粋な売り上げ」と、シビアな目で見るファンは多いようだ。

   また、現在キスマイとファンクラブ会員数がほぼ同数のHey! Say! JUMPが2月22日にリリースしたシングル「OVER THE TOP」は、初日売り上げが14.7万枚、週間売り上げが27.2万枚と好調な結果を残している。そのため、「JUMPは初週27万枚売り上げてるのに、キスマイ初日11万枚とかヤバくない……? キスマイの勢いってこんなもんだっけ?」「このままじゃJUMPにどんどん差をつけられちゃいそう。ちょっと危機感持ったほうがいいかも」「デイリー1位だったけど、初日の枚数かなり少ないね。今はJUMPの勢いに勝てないのかな……」と、キスマイとJUMPを比較するファンの声が上がっている。


 先日、コンサートツアーの発表があったため、CDの購入を控えてチケット代に充てるというファンもいるようで、「今回はリリースのタイミングが悪かった」という指摘もある。とはいえ、ハッキリと数字で結果が現れるCDの売り上げは、ファンにとってどうしても気になるもの。これからどこまで売り上げを伸ばすか、期待を込めて見守りたい。