藤ヶ谷太輔

あれ? このドラマのヒロインってたいぴーでした?

 Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が出演するドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジテレビ系)の第9話が6月18日に放送され、視聴率は4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。前回から1.0ポイントの下落となり、寂しい数字となってしまった。


 太田紫織氏による同名のミステリー小説を原作とした本作は、「三度の飯より骨が好き」という標本士の九条櫻子(観月ありさ)が、その知識を駆使して事件を解決していくストーリー。藤ヶ谷は、変人である櫻子に振り回される形で事件にかかわっていく博物館の技術補佐員・館脇正太郎を演じている。

 前回は、藤ヶ谷演じる正太郎が腹部を刺された衝撃のラストを迎えたが、今回早くも職場に復帰。正太郎を刺して逃走した臼渕沙月(櫻井淳子)も警察に自首し、自分が姉の日和を殺したと自供する。しかし、沙月が遺体の頭部から蝶形骨を抜き取る技術を持っていないことは明白であるため、刑事の山路(髙嶋政宏)は背後にいる黒幕を聞き出そうとするが、沙月は自分一人の犯行だと主張した、という展開だった。

 黒幕の存在については、これまでも度々ほのめかされていたが、劇中にそれらしき人物は見当たらなかった。このため視聴者の間では、後半になって登場し、事件のことはよく覚えていないという櫻子の叔父・設楽教授が怪しいのではないかとする予想も少なくなかった。

 ところが、大学の法医学教室で準教授を務める青葉英世(林泰文)が、今回いきなり設楽の見舞いに訪れたことで、登場した瞬間に「こいつが黒幕だ」と、視聴者の誰もが見抜くバレバレの展開に。警察が調べた結果、中学生の頃に「人間の頭の中に蝶形骨というきれいな骨があるから死体を探しに行こう」と、物騒なことを同級生に話していた男が、名前を変えて今は青葉英世と名乗っていることが明らかになった。

 その頃、正太郎は櫻子に頼まれた資料を取りに青葉のもとを訪ねていた。正体がバレたことを知っているのか、「館脇正太郎君だったね。待ってたよ」と不気味にほほ笑む青葉。またもや正太郎が、危険な目に遭ってしまうのではないかと思わせる不穏なラストに、ファンの不安感は募るばかりであった。

 ネット上では、「正ちゃん狙われてる!? 逃げてー!」「正太郎くんの命がいくつあっても足りない状態が恐ろしすぎるんだけど」「今週やっと職場復帰したのに来週の正太郎またピンチじゃないか。櫻子さん早く助けてあげて!」など、悲鳴に似た叫びが次々と書き込まれていた。このほか、これまで「少年」としか呼んでくれなかった櫻子に「正太郎!」と名前を呼ばれ、うれしそうな表情を浮かべて「はい!」と答えるシーンにときめくファンも多かったようだ。

 たびたび正太郎に気のあるようなそぶりを見せる愛理(新川優愛)との関係も、微妙に進展した様子。「館脇さんもいないと困ります。もう二度と危険なことはしないって約束してください」と、告白めいたことを言われ、互いにどきまぎしてぎこちない会話を交わす様子が笑いを誘った。

 最終回は、正太郎が櫻子の行動に再び大きな影響を及ぼすとみられる。藤ヶ谷ファンのみならず、ドラマファンの期待も高まる。