東山紀之がまさかのキャスター初挑戦する「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)がスタートする。これに驚いたのは、何よりもテレビの製作者たちだ。
「東山といえば、どこか天然キャラでキャスターというイメージは一切なかった。自分でも記者会見で『なぜ彼がという声もあるが』と話したとおりに、なぜ東山なのか? しかも、報道には自信を持っているテレビ朝日が起用したのか? いまだに謎のままです」(民放関係者談)

実際は、テレビ朝日内におけるドラマでの貢献度が高いため、今回の東山大抜擢につながったようだ。それでも、やるからには局も当事者もかなりのリスクが伴うキャスターという仕事。果たして彼に務まるのか? そこには、ジャニーズ事務所の方針転換が見え隠れするという。

「SMAPが解散したことで、安定した収益をあげられるタレントが一気に減りました。一説には、2017年度の売上は前年度の約7割に落ち込むともいわれている。そこでジャニーズは、かねてから計画していた、MCやキャスターにジャニーズタレントを大量に入れ込むという作戦を実行に移したんです。

現在でも、キャスターとしては高学歴の嵐・櫻井翔と、NEWSの小山慶一郎、MCでは国分太一が『白熱ライブ ビビット』(TBS系)、井ノ原快彦が『あさイチ』(NHK総合)で凌ぎを削り、中居正広や関ジャニの村上など司会者がジャニーズだらけとなっています。過去には、島田紳助をはじめ吉本の芸人が情報番組を含め司会を独占していましたが、現在ではCM受けもいいジャニーズが起用されることが多くなっています」(民放関係者談)

そんな中で、最近のジャニーズでは採用も徐々に変わってきているという。

「過去にはジャニー喜多川という、少年を見る目が世界一の天才が全ての書類に目を通して審査していましたが、現在ではジャニーさんが高齢のため、数名の幹部によって随時新加入の審査や面接が行われている。その中で、『高学歴』という審査基準ができたそうです。

これまでジャニーズには、『勉強はできないけどやんちゃでカッコイイ』男子が多かったのですが、現在は中学校での成績や、今後大学に進学する意志があるのか確認されることもあるとか。もはやカッコイイだけではダメで、頭が良くないとジャニーズには受からない時代になりそうです」(芸能関係者談)

こういった高学歴がもてはやされる中で、困っているのがジュニアだという。

「ここ最近では、新しくできたグループがメジャーデビューしてもどれも不発。現在は、新グループのメジャーデビューがストップしている状態です。そうこうしている間にジュニアも高齢化し、テレビ出演やCDデビューもできないままくすぶっている。中にはユニットやグループを作っているジュニアもいますが、デビューの可能性はほとんどない。

こんな状況の中で、さらに高学歴系のジャニーズタレントを育てる計画が進むと、仕事がなくなるジュニアが急増します。現在は、舞台出演や先輩グループのサポートで給料を貰えていますが、こういった仕事もいつまであるかわからない。中には裏方に回るジュニアもいるようですが、今後かなり大量のジュニアがクビか退所を迫られる可能性は高いです」(スポーツ新聞記者談)

アイドルも、頭が悪いとやっていけない時代のようだ。