TOKIOやV6などキャリアを重ねたグループの人気が堅調な中、NEWS、関ジャニ∞といった“中堅”に当たるメンバーが所属するジャニーズの活躍も目立つ。音楽、ドラマ、バラエティとマルチに活動し勢いづいている“中堅”ジャニーズの最近の活動を振り返ってみよう。

■充実のソロ活動で実力をブラッシュアップ・NEWS

 NEWSは、ソロ活動が非常に活発なグループだ。小山慶一郎は『news every.』(日本テレビ系)のメインキャスターをはじめ、10月期はドラマ『重要参考人探偵』(テレビ朝日系)に出演。増田貴久はコントバラエティ番組『ネタパレ』(フジテレビ系)レギュラーやファッション誌『mina』(主婦の友社)での連載を担当し、手越祐也はおなじみの『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)や『サッカー☆アース』(日本テレビ系)に出演中。さらに加藤シゲアキは『グリーンマイル』などの舞台のほか、小説の執筆活動も有名だ。各々が得意分野で確固たる地位を築けているのは、持ち前の才能とこれまで積み上げてきた経験あってこそ。そして4人が集まった時、確実に相乗効果が生まれるものだ。今年は『NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLAND』以来、テレビ出演以外のグループ展開はまだないが、そろそろ新たな活動にも期待したい。

■高いアーティスト性を見せ続ける・関ジャニ∞

 バラエティや映画、ドラマはもちろん、音楽活動が活発な関ジャニ∞。6月28日に発売したいきものがかり・水野良樹や音楽プロデューサー・蔦谷好位置などが楽曲制作に携わったアルバム『ジャム』に続き、9月6日にはさだまさしが作詞・作曲を手掛けた39thシングル『奇跡の人』を発売。11月15日にはポルノグラフィティ・新藤晴一が作詞を担当する40thシングル『応答セヨ』をリリースする。冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』も含め著名アーティストたちとの活動により、関ジャニ∞の音楽スキルは、ますます高まってきている。そして、そこで培った表現力で活動の幅も広がっていくはずだ。まずは、今年初のバンドスタイルでのシングル『応答セヨ』、そして11月18日に公開予定の丸山隆平主演映画『泥棒役者』、2018年2月3日公開の錦戸亮主演映画『羊の木』でその成果を目撃したい。

■自分たちの強みを最大限に活かす・Kis-My-Ft2

 中堅ジャニーズの中でも、バラエティに強いメンバーが多いKis-My-Ft2。冠番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)の人気は言及するまでもなく、体を張ってロケに挑む『10万円でできるかな』(テレビ朝日系)や『もしもツアーズ』(フジテレビ系)などにも出演しており、ジュニア時代からの様々な経験を音楽以外の活動でも生かしている印象だ。また、ジャニーズ内の“色ものユニット”的存在を確立した舞祭組(横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永)の活動も活発である。これまで4枚のシングルを発売してきた舞祭組は、12月13日に1stアルバム『舞祭組の、わっ!』を発売予定。さらにそれを引っさげて2018年1月10日からは初の単独コンサートツアー『舞祭組 2018』の開催も決定している。一方、藤ヶ谷太輔、玉森裕太、北山宏光はドラマや映画、舞台など演技の仕事で活躍中。グループとしては11月29日に新曲『赤い果実』の発売も控えており、独自のポジショニングをしたKis-My-Ft2だからこそ見られる活躍を楽しみに見守りたい。

 こう見ると、いずれのグループも活動が非常に活発であることが分かる。ファンにとって活動が多いことは、何より嬉しいこと。もちろん、各々のグループごとに魅力があることは事実だが、様々な方面で輝いている姿を目にする機会が多いと、より熱心に応援したくなるものだ。10月25日にはHey! Say! JUMP、Sexy Zoneとともに『CDTVスペシャル!ハロウィン音楽祭2017』(TBS系)に出演するNEWS、関ジャニ∞、Kis-My-Ft2。番組ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。ワクワクしながら放送を待ちたい。