Kis-My-Ft2の北山宏光が初主演を務める映画『トラさん』(2019年公開)の場面カットが解禁された。

今作は、2014年より集英社「月刊YOU」に連載され、シュールな世界感とあたたかいストーリーが人気を博した同名漫画を実写映画化。売れない漫画家・高畑寿々男は、酒とギャンブルに溺れる日々だったが、ある日、交通事故で死んでしまう。地獄行きかと思いきや、家族の本当の心・自分の本当の心を見つめ直せと1ヶ月の執行猶予で家族のもとに“猫”として戻されるというストーリーが展開される。

猫の姿で「愛」を伝えた映画はこれまでなく、同作は大切な人がそばにいる奇跡、生きているだけで奇跡、そんな当たり前のことを、心に刻んでくれる最高の感動作となり、誰もみたことのない愛のカタチを描いていく。生きているうちに気づかなかった想いを「トラさん」がつなぐ「家族」をやりなおす30日間の愛の物語となっている。

主人公の売れない漫画家・高畑寿々男=トラさん…つまりは「猫」の役を務めるのは、映画初出演にして初主演、そして初の猫役に挑む北山。そして寿々男の妻・奈津子役には女優の多部未華子。寿々男と奈津子の娘・実優には、10歳にして圧倒的な演技力で、話題作への出演が相次ぐ子役・平澤宏々路が出演する。

◆北山宏光、猫の姿に自信?



今作の映画化が発表され、注目を集めたのは、映画初主演の北山が、初の猫役に挑戦するということ。北山自身も初めて話を聞いたときには「どういうこと?」と理解できなかったという初の猫役。しかし、原作を読み、物語をなぞり「なるほど」と猫であることの意味を理解。北山演じる「トラさん」が、家族への想いをつなぎ、誰も見たことのない愛のカタチが描かれる。

そして今回、北山の猫を演じる姿の場面カットが解禁となった。「撮影初日からいきなり“猫”だった」という北山は、「実際に猫を演じてみると、寿々男であり猫であることの気持ちや感覚がリアルになってきて、もっとこんなこともできるのかなぁって、毎日色々と発見もあります」としみじみ話し、「カットがかかって監督がくすりと笑ってくれると、密かに手ごたえを感じています」と自信を見せた。(modelpress編集部)

■北山宏光コメント



撮影初日からいきなり“猫”だったんですが、実際に猫を演じてみると、寿々男であり猫であることの気持ちや感覚がリアルになってきて、もっとこんなこともできるのかなぁって、毎日色々と発見もあります。猫を演じて、人を演じて、というのはなかなかないことなので(笑)、普段ではできないことをいっぱい詰め込めるので、この役にすごくやりがいを感じています。猫だから、猫なのに心は人だからこそできることがある。「カット」がかかって監督がくすりと笑ってくれると、密かに手ごたえを感じています。