中居正広がSMAPの時から始め、今なお続けていることがある。「舞祭組」のプロデュースだ。きっかけはSMAPとKis-My-Ft2の担当マネージャーが同じI女史だったことから、キスマイの冠番組「キスマイBUSAIKU!?」(フジテレビ系)に出演。番組名の「BUSAIKU」からヒントを得て、キスマイの目立たない4人、横尾渉、千賀健永、宮田俊哉、二階堂高嗣を舞祭組(ぶさいく)と名づけた。そして自らプロデューサーを買って出たのだ。


以降のおよそ5年間で、舞祭組を追っかけるオタクキャラのおじさん「スルメさん」を誕生させ、ライブに乱入。ミュージックビデオに出演したり、1stアルバムに協力するなど、サポートを重ねてきた。

「そもそも中居くんは、後輩の面倒見がいいことで有名。愛弟子はKinKi Kids以来とあって、舞祭組に愛情をたっぷり注いでいます。デビュー1周年を迎えたときは、それぞれの名前が入った高級ブランドのスーツをプレゼント。1stアルバム『舞祭組の、わっ!』のリリースが決定したときは会議に参加して、収録される12曲の曲順、プロモーション映像の構想ほか、意見を述べたそうです」(アイドル誌編集者)

中居は、同アルバムの収録曲『Fire&Lightning』にコーラスで参加。現在開催中の初のコンサートツアー『舞祭組村のわっと!驚く!第1笑』の会場で流れる映像では、SMAP解散後初のダンスシーンを見せている。このコンサートの構成は二階堂が担い、ダンス&衣装は千賀が担当。二階堂は何度も中居のもとを訪れて、アドバイスをもらっている。

「中居くんはさらに驚くようなアドバイスを送っているんです。ライブはドームやアリーナクラスではなく、ホールで1日3公演をやったほうがいいと提案。さらに日ごろ行けない地方都市を周ったほうがいい、ライザップに通って肉体改造をしたほうがいいなど、いろんな案を出しました。すごいのは、舞祭組はそのすべてを実行して、さらに合宿までして、富士山登頂もしました。そんな一生懸命さが中居くんの心に響いたようです」(前出・アイドル誌編集者)。

およそ100日間も通ったライザップで、パーフェクトなムキムキボディを手に入れた4人。それが理由かコンサートツアーは大成功となった。敏腕プロデューサー・中居の指導力は確かと言ってよさそうだ。