突然、好きなアイドルから電話がかかってきたら……。そんなファンの願いが叶う「キスマイテレフォン」コーナーが、12月14日深夜放送のラジオ番組『キスマイRadio』(文化放送)で行われた。しかし、好きなアイドルがファンと会話することを羨ましく思う人も多く、ファンの厳しい目が光っていたからか、放送中はTwitterを中心にさまざまな意見が飛び交った。
この日、MCを務めたのは、北山宏光と横尾渉。北山がアポ無しで電話をかけ始めると、横尾が「キスマイテレフォン~始まるよ~」とテンション高めに盛り上げる。いざ、1人目のファンに電話がつながると「もしもし、玉森裕太です」(北山)、「藤ヶ谷太輔です」(横尾)と、キスマイ流“オレオレ詐欺”をしかける。
突然の電話で驚くリスナーに「ウソです」と横尾がフォローし、「あ、キスマイっていうのは本当です。僕の名は誰でしょう?」と北山がフォローすると、リスナーも落ち着いてきたようで「北山くん」と即答。だが、続いて横尾が「あたしは誰でしょう?」とおどけてみせると、まさかの「わかりません」。再び「あたひ……あたしは誰でしょう?」とたずねる横尾に、北山が「ほら、今ちょっと噛んだよ」と優しくアシストして、やっと「横尾さん」という答えが導き出された。これには、ネット上から「なんでわからない?」「電話口だとわかりにくいのかな」と疑問の声が続々とつぶやかれる。
さらに、2人目に電話をかけたときも、「玉森・藤ヶ谷詐欺」を披露する北山&横尾。するとリスナーが「北山ですよね」と、まさかの呼び捨て。これにはネット上で「『くん』か『さん』つけなきゃダメだよ」「北山って呼び捨てするとかありえん」と厳しい意見が多数。いつもの呼び方が出てしまったのだろうが、「いやいや、まず北山“くん”だろ、こら(笑)」と思わず北山本人もツッコミを入れていた。
ちなみに、横尾は志村けんのバカ殿様似の声で「あたしは誰でしょう」と再びチャレンジ。やはりリスナーがすぐには答えられず、何度目かにようやく当てることができた。その状況を北山が「なんでわかったの? なに言ってるかわかんないから?」とイジり、「滑舌かーい」と横尾もツッコんで笑いを誘うが、聞いているファンのザワザワは止まらない。
そして3人目でも、「玉森です」「藤ヶ谷です」を続ける2人。よっぽど気に入った様子だが「え、本当ですか……北山……」とまたもや“くん”が聞こえにくく、さらに横尾の「誰でしょう」も「誰だろう。わかんない。誰? 誰? 誰?」と判別されず。あまりにも横尾の声が聞きわけられないリスナーが続いたので「待って、7人いることは知ってる? キスマイ」と慌ててしまう北山。横尾も「正解は、A.B.C-Zの河合郁人です」と渾身のボケを披露するのだが、その声も「え?」と聞き返されてしまう始末。
いよいよファンからは、「ラジオでの電話、誰得なの本当に」「自担が他の女と電話してるの聞いて楽しいやつなんかいるの?」「今回のキスラジが自担じゃなくてよかった件」と不満が爆発。加えて「ファンが聞きたいような内容をさりげなく聞き出すくらいしなきゃ」「メンバーに掛けるやつにしよう!」など企画の見直しを希望する声も多く見受けられた。
当の本人たちは「久しぶりに電話して楽しかった」「ファーストリアクションがいいね」と面白がっており、ファンの中でも「いい北横が聞けた」と、2人のコンビネーションが堪能できたという声もあった。しかし、キスマイが出演しているバラエティ番組『キスマイレージ』(テレビ朝日系)での一般人宅訪問企画でも、ジャニーズファンと思しき人の自宅を訪れたことをファンが見逃さず、不満が上がっていた。アイドルと一般人を絡ませる企画は、ファンの心情を思うと難しいものなのかもしれない。
コメント
コメントする